ビクター・アシュフォードの日記2
【パルの濃縮及び同種への投与について】

実験結果:
成功。
ある種のパルをまとめて液体に溶かし、減圧により濃縮を行った。
その後濃縮した液体を同種のパルへ投与した。
期待通り、投与されたパルの能力向上の結果を得た。


所感:
強力なパルを生み出すという目的への別アプローチとして始めた本実験だが、
意外にも結果は上々であった。
「ある種のパルに対して必要な栄養素を最も含んでいるのは、それと同種のパルである」
という理論が正しく、それに従って能力の向上がなされたと思われる。
ただし、想定していた数値を超えて能力の向上が見られたことには少し疑問が残る。
単純な栄養素の問題ではなく、パルが必要とする特別なエネルギーの源を
パル自身が持ち合わせているのだろうか?引き続き検討が必要だ。