手記
鎮圧作戦の通信記録

「クソッ、キースフィアによる封印が、通用しないのか……!?
原理は知らんが、『あらゆる生命体を封印できる』
って触れ込みじゃなかったのかよ!」

「研究者様お得意の、『理論上』ってやつだろ!
それが通用しなかったときに命張るのは、手前らじゃねえってな!
舐めやがって……!」

「馬鹿どもが、口より先に手ェ動かせ!
いいか、任務は『手段を問わない無力化』だ。
封印が失敗したんなら、やることは一つだろうが!」

「ハッ、死体を見せりゃ上も納得するってか。
なら、手加減はここまでだな。
オイ、お前が悪いんだぜ、大人しく封印されときゃ……」

《轟音と不明瞭な複数の絶叫が数秒間続いたのち、記録は終了した。》